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第141回まちづくり懇話会のご案内

東京2020大会の輸送と交通マネジメント 

 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、選手・役員等の大会関係者、スタッフに加え、国内外から1000万人を超える観客が見込まれ、これらの方々の安全で円滑な輸送が大会成功のかぎを握っています。また、東京2020大会はオリンピックパークを持たないという、輸送の観点からは非常にオペレーションが難しい開催形式であるとともに、東京圏を始め成熟した都市部での開催となることから、効率的な大会の輸送と物流を含めた都市活動の安定の両立が大きな課題となっています。

 組織委員会、東京都、内閣官房及び関係機関では、大会における安全、円滑かつ効率的で信頼性の高い輸送サービスを提供するため、大会輸送の条件やステークホルダーに提供するサービスのレベル、大会期間中にあるべき交通の状況等に関し、包括的かつ具体的な検討が進められており、大会の輸送のために設けられた2020交通輸送円滑化推進会議や輸送連絡調整会議等において広く関係者が参加し活発な議論が行われています。

 本年1月には、交通や物流の専門家の意見を踏まえ、交通需要の抑制・分散・標準化や状況に応じた道路交通管理などを柱とする「東京2020大会の交通マネジメントに関する提言(中間のまとめ)」がとりまとめられました。4月には、東京都及び組織委員会により「TDM推進に向けた基本方針(案)」が公表され、TDM(交通需要マネジメント)の目標や取組内容が明記されるとともに、大会が開催される夏期に照準を当て、今夏より企業、市民等に呼びかけ、時差出勤やテレワークなどの試行を行う方針が示されています。

 今回のまちづくり懇話会では、東京2020大会の交通・輸送に係る検討・取組状況や、交通マネジメント推進に向けた課題やスケジュールなどについてお話頂きます。

 是非、ご参加ください。

g141-rio2.jpg2016リオ大会におけるBRT発着駅周辺の交通状況

g141-rio1.jpg大会専用フリートのボランティアドライバー

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神田 昌幸(かんだ・まさゆき)


公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 輸送局長
東京工業大学環境・社会理工学院 土木・環境工学系 非常勤講師
筑波大学コンパクトシティリサーチユニットメンバー

1986年京都大学大学院修了、同年建設省入省。倉敷市助役、国土交通省都市局街路事業調整官、同まちづくり推進課室長、富山市副市長、国土交通省都市局街路交通施設課長等を歴任し、2016年7月より現職。コンパクトシティ、LRT等公共交通支援、健康まちづくり、景観施策等を推進。㈱まちづくりとやま代表取締役社長等を歴任。


2018年 7月19日[木]18:30~20:30(開場は18:10)

大手門タワー・JXビル1階「3×3 Lab Future」(東京都千代田区大手町1-1-2)

■主 催:公益社団法人 日本都市計画学会
■参加費:一般3,000 円/ 学生1,000 円(当日受領)
■定 員:80 名(先着順)
■お申し込み方法:
 お申し込みフォーム(こちら)よりお申し込み下さい。
■お問い合わせ:
 日本都市計画学会 まちづくり懇話会係
 TEL 03-3261-5407/E-Mail cpij-conwakai[at]cpij.or.jp
 [at]は@に置き換えて下さい。

【会場案内】

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東京メトロ東西線・千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・都営三田線
「大手町駅」(C10出口)より徒歩約2分
「3×3 Lab Future」のご紹介