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第158回まちづくり懇話会(ハイブリッド)開催のご案内
都市は、人口、土地利用、交通、自然条件など、多様な要素が相互に影響し合いながら形成されます。これらのデータを整理し、視覚的に表現することで、都市の構造や変化の傾向を誰もが直感的に理解し、共有できるようになります。
日本都市計画学会では、都市構造評価特別委員会を2016年に設置し、「都市構造可視化計画」に関する様々な活動を展開して参りました。
今回のまちづくり懇話会では、「都市構造可視化」に関する具体的な活用事例や、可視化の基礎となる統計データの活用方法、さらに都市構造可視化技術を活用したサービス展開についてご紹介頂きます。
都市構造の可視化は、福祉・教育・防災・交通・経済など、様々な分野の意思決定を支える基盤となります。こうした可視化の可能性について、都市計画・まちづくりに関わる皆様とともに議論を深め、今後のまちづくりへの活用方法を探ります。是非、ご参加ください。
※別途、ワークショップ形式の研修も企画しております。合わせて受講することで可視化技術の実践的な活用方法を学べる機会となります。詳細は、追ってHPでご案内致します。
データとコミュニケーションによるまちづくり
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講師と講演概要
講師:公益社団法人日本都市計画学会 都市構造評価特別委員会
橋本信幸・赤星健太郎・小坂知義 ・石井儀光(予定)
講演概要:都市構造可視化の活用事例を紹介し、人口、産業、就業、商業、公共交通の利用状況など、さまざまな可視化が、国土政策、都市政策、地域政策、防災、空き家対策など、幅広い分野でどのように活用されてきたのか、その実践的な事例をもとにイメージを共有します。
続いて、こうした可視化の基礎となる統計データの取り扱いについても言及します。国勢調査、経済センサスなどの統計データが持つ特徴や制約を踏まえつつ、地理空間情報との組み合わせによって都市課題の解決に資する可視化事例を紹介し、都市計画の専門的な知見と、信頼性の高い統計に基づく取組であることを理解頂きます。
さらに、都市構造可視化の技術がもたらすサービス展開についてもご紹介します。可視化データを共有するウェブサイト、現場での活用ノウハウを伝える研修プログラム、さらには将来のまちづくりを担う子どもたちに向けた教育ツールなど、実用的かつ多様な応用が展開されています。