企画調査委員会

Committee

委員長挨拶

企画調査委員長 就任のご挨拶

企画調査委員長 村上 暁信(筑波大学 教授)

 このたび,企画調査委員会の委員長を仰せつかりました筑波大学の村上暁信です。本委員会は,かつての総務・企画委員会の活動内容に加えて,社会連携委員会が担当していた研究交流事業推進についても担当する委員会として,令和 2 年に設置されました。設置後は委員長の桑田仁先生のリーダーシップのもと,学会新規事業の企画立案・推進,学会の情報発信機能の強化,研究交流事業の推進,地理総合への対応などの点で多くの実績が積み上げられました。今期の企画調査委員会ではこれまでの活動方針を継承し,前期の委員会が進めてきたことをしっかりと引き継いで,各活動の充実化を進めたいと思います。具体的には以下の点に取り組んで参ります。

①学会の新規事業の企画立案及び推進
 コロナ禍を経験するなかで,「都市」に求められるものが大きく変化してきています。さらに少子高齢化,気候変動問題,激甚化する自然災害への対応など,都市を取り巻く環境は複雑化し,不確実性が高まっています。今後都市計画の新たな可能性を生み出すためには,これまで以上に探索的な研究や事業を推進していく必要があります。委員会として積極的に企画立案を進めるとともに,会員の皆様による主体的な活動を支援して参ります。

②情報発信機能の強化及びウェブページ等の運営
 学会のホームページがリニューアルされ,学会の最新情報やイベントなどの各種案内,常置委員会や各支部から提供される情報などがわかりやすく会員の皆様に届くようになりました。今後も各支部との連携の強化や,研究・業務活動を支援するコンテンツの充実を図って参ります。また前期の活動において,都市計画論文集に採録された研究論文の対象地を地図化したCPIJ アーカイブマップ(仮称)の一部が公開されました。今期は同マップの充実化を図って参ります。

③会員サービスの充実化
 学会の新しいホームページでは,会員限定コンテンツを用意していきます。そこで提供する各種情報,会員サービスの内容を検討し,コンテンツを作っていきます。また学会事務局の会議室の利用や,学会が所有する書籍や都市計画に関する貴重な資料の閲覧など,会員サービスの充実化を図って参ります。

④会員資格の検討
 高等学校における地理総合の必履修科目化や,まち歩きに関するテレビ番組が増えたことなども追い風となり,都市や都市計画に対する社会的関心が増してきています。この流れを生かして都市計画学会を支える人たちの裾野を広げるとともに,これまでの会員間の質の高い議論を維持していくことを目指して,現在の会員資格を検証し,課題を整理して参ります。

 以上に加えて,新刊図書,寄贈図書や名著等の紹介,研究交流事業の推進,地理総合への対応については継続的に取り組んで参ります。
 会員サービスの充実化をはじめ,本委員会の活動には会員の皆様のご協力が必要になります。是非リニューアルされた学会のホームページを見ていただき,会員の皆様のご意見をお寄せいただければ幸いです。

(2022年8月25日公開)