事業委員会
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第139 回 まちづくり懇話会開催のご案内
超高齢社会対応のまちづくり
既に日本は高齢者人口比率が21%を超える「超高齢社会」となっていますが、2050年には高齢者率が40%近くなることが予測されています。こうした「超高齢化」は、国民の長寿化と少子化の結果であり、「超高齢社会」とは「少子・高齢化社会」の極相なのです。「超高齢社会対応のまちづくり」とは、単に、高齢者が暮らしやすいまちづくりを進めることではなく、高齢者の生活を支える負担の重圧で、若年層・壮年層を含む社会全体の活力や福利厚生のレベルを劣化させないこと、さらには、高齢者の活力を社会の活力向上に結びつけて行くための「まちづくり」つまり「地域社会の物的・社会的生活基盤を公共・市民・企業等の協働で共創する営み」に他なりません。めざす地域環境は、①健康自立寿命を最大化する地域環境、②最期まで在宅で自立的に暮らせる地域環境、③高齢者も働き社会貢献できる地域環境です。
今回のまちづくり懇話会では、東京大学高齢社会総合研究機構・機構長の大方潤一郎教授を迎え、世界の高齢化の進展と「超高齢社会に対応した住まい・まちづくり」に対する社会的ニーズの変化と政策の展開動向、超高齢社会対応のまちづくりやエイジフレンドリーな都市づくりを進める上での要点ついてお話いただきます。
大方 潤一郎(おおかた・じゅんいちろう) 東京大学都市工学科博士課程退学後、同助手、横浜国大助手・講師・助教授を経て、1996年・東京大学都市工学科助教授、99年から同教授。2009 年度創設の高齢社会総合研究機構(IOG)のメンバーとして超高齢社会のまちづくり研究に参加。2013年4月から同機構長。リーディング大学院「活力ある超高齢社会を共創するグローバルリーダー養成プログラム」プログラムコーディネータ。 |
2017年11月7日[火]18:30~20:30(開場は18:10)
大手門タワー・JXビル1階「3×3 Lab Future」(東京都千代田区大手町1-1-2)
■主 催:公益社団法人 日本都市計画学会 【会場案内】 東京メトロ東西線・千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・都営三田線 |